発熱

正しい体温の測り方

耳 △

耳式体温計は最近話題ですね。鼓膜から放射されている赤外線をセンサーで捕らえ、コンピュータで演算して温度を算出します。計測は1秒。しかし、こどもの耳道は細く曲がっており、耳垢などの影響も受けやすく、正しく計れない事も多いようです。とはいえ、1秒というのは大変魅力的。忙しいお母様の味方です。正しく使いこなせる場合、健康なときには使ってもよいでしょう。

脇の下 ◎

(予測式)電子体温計で脇の下で測るのをお勧めします。 計測時間は45秒~1分。 正しい計り方:脇の下がもし汗でぬれていたら拭きとっておきます。脇の下前3分の1に体温計の感温部を確実に挿入します。そしてお母様が腕の外側から優しく押さえつけてあげましょう。声かけや手遊びをして気分を紛らわすといいでしょう。首の座っていない小さなお子様の場合、首のくびれの中にしっかり挿入して計るのも可。

口の中 ×

小さいお子様の場合、口や肛門で計るのは危ないのでお勧めできません。

解熱剤の使い方

解熱剤は何度位の発熱から使用できますか

目安

38.5℃(年長児なら38.0℃)以上で、しかもつらそうなとき。

発熱の理由

子どもの発熱の原因の多くはウイルスや細菌による感染症に伴うものです。 感染症の時には自分の免疫群が外敵と戦ってくれますが、その時に作られる発熱物質によって発熱します。発熱はいわば免疫群が戦ってくれているサインということができます。

高熱がでると脳がやられるか?

答えはNo!脳炎など特殊な状態がない限り大丈夫です。

解熱剤の目的

解熱剤では原因をやっつけてくれません。子どもさんがつらそうなら、体温を少しでも下げて楽にしてあげるということが目的です。ですから、体温が高くても子どもさんがケロッとしていたら使う必要はありません。

清拭のコツ

お熱が高いときにはお風呂には入れませんよね。そんな時、皆様はどうされていますか?熱があっても体は清潔にしておきたいものです。そこで清拭のコツを伝授しましょう!

タオルを水でぬらしギュッとしぼってから電子レンジでチン! (500~600Wではタオル1枚あたり約1分) これで蒸しタオルの出来上がりです。

このままだと熱いので少し冷ましてから体を拭いてあげてください。拭いた後は乾いたタオルでもう一度拭くといいですよ~。 できれば、上半身用、下半身用、おまた用の3枚用意できたらすばらしいです。

急な発熱

急な熱が出た時は

急な発熱はご心配ですね。熱の高さと病気の重さは必ずしも同じではありませんから、落ち着いて全身状態を見極めてあげることが大切です。

すぐに病院へ行くべき症状は次のようなものです。

  1. 意識がはっきりしない。
  2. けいれんを起こしている。
  3. 顔色が悪い。
  4. 呼吸が苦しそうである。
  5. くり返し吐いている。
  6. おしっこが明らかに少ない。  

寒がっているときは暖め、暑がっているときは汗をこまめにふいて薄着にしましょう。

冷却シートで頭を冷やしても熱を下げる効果はほとんどありません。逆に1歳未満のお子さんでは冷却シートによる窒息事故も発生していますので使用しないで下さい。熱を下げることよりは全身状態をよく観察し、子ども用イオン飲料などで水分を十分補給することが大切です。  

急な発熱であわてないためにも、かかりつけの小児科医から解熱剤をもらっておくのもよいでしょう。