アレルギーの遺伝

アレルギー体質は遺伝するの?

アレルギー症状は遺伝するのでしょうか? こたえはYesです。

調査によりますと、片親がアレルギーを持っている子どもの40%にアレルギー症状が出て、両親がアレルギーを持っている子どもの約70%以上に出るという結果がでています。

それでは、例えば2歳半の時点でアレルギー症状が出ていなければ、これから出ることはないのでしょうか?こたえは残念ながらNoです。  

アレルギーというのは遺伝因子(体質)と環境因子が絡み合って発症します。現代はアレルギーを起こしやすい時代といえます。なぜなら、食生活の欧米化、住居の洋風化、ストレスの増加、大気汚染、環境汚染などがアレルギーの原因となるアレルゲンを増加させる方へ向かわせるからです。

アレルギー体質を持った子どもに様々な環境上の誘引や原因が加わることによってアレルギー症状を起こすのです。したがって環境によっては一生発症しないこともあるし、大人になってようやく発症することもあるし、赤ちゃんのときから発症してしまうこともあるのです。アレルギー症状の出現には注意してあげられるとよいでしょう。