手足口病

原因

夏かぜウイルスのひとつであるコクサッキーA16型やエンテロ71型が主な原因です。他にコクサッキーA4,5,6,8,9,10,Bやエコーも。 ですので、何回もかかることがあります。

潜伏期間

2~5日です。
【症状】 その名前通り、手のひら、足の裏、口の中に小さな水ぶくれができます。口の中が痛くて食欲がなくなり、よだれが多くなることもあります。おしりやひざにできることもあります。発熱はないこともありますが、高熱が2~3日出ることもあります。

治療

特効薬はなく、対症療法になります。熱さましや痛み止めを使うことが多いでしょう。
【漢方】桔梗湯(キキョウトウ)という漢方を使います。とても飲みやすく甘いクスリです。口の中の痛みを和らげます。

ホームケア

【食事】 口内炎が多発して口の中が痛いはずですから、しみない物をあげて下さい。プリン、ヨーグルト、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふなどのど越しのよいものがいいでしょう。
【水分】 食事は無理をしなくても大丈夫ですが、水分は十分あげる必要があります。子供用イオン飲料などが望ましいですが、とれなければ水分と糖分の補給を心がけてください!
【入浴】 高熱がなければ体力の消耗を考えた上でよいでしょう。 保育所・学校 ウイルスは3~5週間にわたって便の中に排出されるので隔離の意味がありません。症状に応じて休ませるのがよいでしょう。

要注意

水分が十分に取れないときは点滴や入院が必要です。 合併症として「無菌性髄膜炎」や「心筋炎」などがあります。 様子がおかしいときは医師の診察を至急受けてください! 


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ヘルパンギーナ

夏かぜウイルスのひとつであるコクサッキーA群(2,4,5,6,10が多い)やB群、エコーによります。ですので、何回もかかることがあります。 2~5日の潜伏期間を経て、38~40℃の高熱が2~3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができて食事がとりづらくなります。よだれが増える場合もあります。

治療

特効薬はなく、対症療法になります。 熱さましや痛み止めを使うことが多いでしょう。 【漢方】桔梗湯(キキョウトウ)という漢方を使います。とても飲みやすく甘いクスリです。口の中の痛みを和らげます。

ホームケア

【食事】口内炎が多発して口の中が痛いはずですから、しみない物をあげて下さい。プリン、ヨーグルト、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふなどのど越しのよいものがいいでしょう。
【水分】食事は無理をしなくても大丈夫ですが、水分は十分あげる必要があります。子供用イオン飲料などが望ましいですが、とれなければ水分と糖分の補給を心がけてください!
【入浴】元気があって高熱でなければよいでしょう。 保育所・学校 ウイルスは3~5週間にわたって便の中に排出されるので隔離の意味がありません。症状に応じて休ませるのがよいでしょう。

要注意

水分が十分に取れないときは点滴や入院が必要です。 合併症として「無菌性髄膜炎」や「心筋炎」などがあります。 様子がおかしいときは医師の診察を至急受けてください!

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咽頭結膜熱(プール熱)

原因

夏にプールを介して学童の間に流行しやすく「プール熱」と呼ばれていました。プールに入らなくてもうつります。アデノウイルスによります。アデノウイルスは49の亜型が知られています。日本で多いのは1,2,3型です。ですので、何回もかかることがあります。

潜伏期間

5~7日です。

検査

迅速検査ができるようになりました。

症状

39~40℃の高熱が4~5日続き(長いと1週間)、のどの痛みが強く、眼も赤くなることがあります。さらに、頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。

治療

特効薬はなく、対症療法になります。熱さましや痛み止めを使うことが多いでしょう。抗生剤入りの点眼剤を使うこともあります。
【漢方】桔梗湯や小柴胡湯加桔梗石膏という漢方を使います。ともに扁桃炎に使う漢方です。

ホームケア

【食事】のどがはれて痛いはずですから、しみない物をあげて下さい。プリン、ヨーグルト、ゼリー、冷ましたおじや、とうふなどのど越しのよいものがいいでしょう。
【水分】水分は十分あげる必要があります。子供用イオン飲料などが望ましいですが、とれなければ水分と糖分の補給を心がけてください!
【入浴】高熱がなく元気ならばよいでしょう。

保育所・学校

主要症状がなくなった後、2日経過するまでは休ませてください。(出席停止疾患です)

要注意

水分が十分に取れないときは点滴や入院が必要です。 合併症として「肺炎」などがあります。 様子がおかしいときは医師の診察を至急受けてください!

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とびひ(伝染性膿痂疹)

原因

黄色ブドウ球菌やA群溶連菌によります。最近ではMRSAという薬の効きにくい黄色ブドウ球菌によることが多くなっており、問題になっています。 症状 全身どこでもできることがあります。最初、発赤だったものが拡大して膿を持った水疱になったり、そのまま痂皮(かさぶた)化したりします。ジクジクするときもあります。はじめ1個か少数だったのが一気に近くや遠くでも掻いた所へとんでいきます。

治療

【内服】抗生剤と抗ヒスタミン剤というかゆみ止めを必要に応じて使います。
【外用】抗生剤や必要に応じてステロイド剤入りの抗生剤を外用します。
【消毒】当院では「強酸性水」を使っています。

ホームケア

【入浴】シャワーで石鹸を使って汚れを洗い流し、その後軟膏を塗りましょう。
【生活】爪は短く切り、手洗いもしっかりした方が良いでしょう。

保育所・学校

水疱やジクジクしているところが露出していれば、ガーゼで覆ってから登園・登校して下さい。乾燥していればまず心配要りません。

要注意

原因のところでお話しましたようにクスリに効きにくいMRSAによるとびひが流行していますので、治りが悪いと思われたら必ず小児科か皮膚科へご相談下さい!